方針
区間 では であり、 は単調減少する。(1)は を両端の値で挟み、 を使う。 は底辺 、高さが中央点の値である三角形の面積として明示する。(2)(3)はいずれも同じ挟みうちで、 は 、 は と同じ主要項をもつことを使う。
解答
(1)
では である。また なので は単調減少し、 である。したがってである。これを積分し、 を用いると を得る。
(2)
三角形の底辺の長さは 、高さは であるから である。(1)よりである。すなわちである。両端はともに に収束するので、はさみうちにより である。
(3)
同じ区間で であり、 である。したがって である。これと を用いるととなる。両端はともに1に収束するので である。
別解
解法2(区間を固定して正規化する)
方針
によって積分区間を に固定し、 を掛けて主要項を直接読む。 の正規化極限を別々に求めて比を取る。
解答
(1)
では であり、である。各辺へ を掛けて積分し、を用いればを得る。
(2)
とおくとである。 でだから、はさみうちによりである。一方、である。したがってとなる。
(3)
同じ置換によりである。同じはさみうちからを得る。よってである。
総評
難度6、計算量5。目安時間は20分。積分の細かい評価ではなく、区間内で がほぼ一定であることを挟みうちで表す問題である。採点点は、 がこの区間で非負であること、 の底辺と高さを正しく読むこと、 と で使う基本積分がそれぞれ と であること。極限では中央点 と両端の比が1へ近づくことを明記したい。 第2解法では主解法と異なる構造を用い、同じ結論を独立に再現した。