方針
有理数解をもつ条件を判別式が0以上の平方数であることに置き換える。は1以上7以下でとも相異なるため,ごとに可能なを表で列挙する。(2)では(1)の候補について,解の公式の少なくとも一方が整数になるかを割り切れで調べ,整数解をもたない2組だけを除く。
解答
(1)
2次方程式 が有理数解をもつための必要十分条件は,判別式 が0以上の平方数になることである。なので,では条件を満たす相異なるはない。について調べる。
条件を満たすは次の通りである。よって,有理数解をもつ組の総数は である。
(2)
(1)で列挙した24組について,解は である。少なくとも一つの整数解をもつかどうかは,またはがで割り切れるかで判定できる。
表の各組をこの条件で確認すると,整数解をもたないものは の2組だけである。実際,それぞれ の解は, の解はであり,整数解をもたない。他の22組では,解の公式の一方が負の整数になる。
したがって,少なくとも一つの整数解をもつ組の総数は である。
別解
解法2
方針
判別式をと置き,を利用する。,とすればとなるため,小さい和の整数分割と積の因数分解で候補を整理できる。
解答
(1) 有理数解をもつとき,判別式をと書ける。とは同じ偶奇なのでは整数であり,を満たす。よりである。各について,条件を満たすと積の因数分解を調べるととなる。ここではが相異なる条件を除外済みである。したがって総数は(2) 上の記号では2解はである。よって少なくとも一方が整数である条件は,またはである。24組を同じ表で確認すると,この条件を満たさないのはだけである。したがって整数解をもつ組は通りである。
総評
難度6,計算量7。目安時間は30分。範囲が1から7までと狭いので,判別式を使った表の列挙が確実である。ただし「調べる」だけでは採点者が追えないため,ごとの候補を明示するのがよい。(2)は有理数解と整数解の違いを問うており,解の公式の分母で割り切れるかを確認する必要がある。例外2組を具体的な解とともに示せば,減点されにくい答案になる。