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東北大学 2019年度
後期・理系数学 後期 第2問

問題

を正の整数とする。

(1) 次の等式が成り立つことを示せ。

(2) 次の方程式の解をすべて求めよ。

出典:東北大学 2019年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第2問

方針

解法1(積和公式で望遠和を作る)

(1)は積和公式 を使い、 から まで足すと中間項が消えることを示す。(2)では が解でないことを先に除外し、(1)の恒等式に を代入する。あとは の一般解を2種類に分け、最初の種類では を除外する。

解法2(余弦の和の公式で因数分解する)

余弦の等差数列の和を と表す。(1)を導いた後、(2)は分子の2因子をそれぞれ0とし、分母が0になる値だけを除く。

解答

解法1(積和公式で望遠和を作る)

(1)

積和公式より

である。これを について足すと、右辺の中間項が打ち消し合い、

を得る。両辺に を加えると

である。よって示された等式が成り立つ。

(2)

のとき、 だから となり、解ではない。したがって以下では としてよい。 とすると、(1)より である。 の一般解を用いると、 または である。前者から を得る。ただし の倍数のときは となり解ではない。

後者からは なので を得る。こちらは にはならない。

以上より、求める解は

である。

解法2(余弦の和の公式で因数分解する)

(1)

のとき、余弦の和の公式から

したがって

の場合も両辺は0なので、等式はすべての実数 で成り立つ。

(2)

では和が となるため解ではない。したがって としてよい。和の公式から

第1因子が0なら

ただし の倍数なら となるので除く。第2因子が0なら

ゆえに