問題
平面における曲線の2つの接線が直交するとき,その交点の座標の値をすべて求めよ。
出典:東北大学 2019年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第1問
方針
解法1(接線の傾きの値域を使う)
曲線 の における接線の傾きは である。2本の接線が直交するには傾きの積が でなければならず、 の値域から、傾きは一方が1、他方が に限られる。そこで と における接線を求め、交点の 座標を列挙する。
解法2(切片から交点を読む)
直交するための傾きが に限られることを確認した後、それぞれの接線族を切片の形で書く。2直線の式を加えれば交点の 座標が直接得られる。
解答
解法1(接線の傾きの値域を使う)
曲線 の における接線の傾きは である。2つの接線が直交するためには、傾きの積が でなければならない。すなわち、接点の 座標を とすると である。 であるから、この等式が成り立つには、一方が1、他方が でなければならない。よって接点は と書ける。ただし は整数である。 における接線は であり、 における接線は である。交点では だから、その 座標は である。
逆に、任意の整数 に対して となる整数 を取れば、この値は実際に得られる。したがって求める値は である。
解法2(切片から交点を読む)
接点の 座標を とすると、接線の傾きはそれぞれ である。直交条件は
両因子の絶対値は 以下だから、傾きは と に限られる。
傾き の接線は における
であり、傾き の接線は における
である。2式を加えると、交点の 座標は
したがって
は任意の整数を動くので、求める値は
である。