方針
(1) は を確認し、仮定した不等式の右辺を3倍して の差を正にする。(2) は(1)で を除外する。(3) は左辺 を使って のみを調べる。
解答
(1)
のときである。ある でが成り立つと仮定する。このときよって でも不等式が成り立つ。数学的帰納法により、すべての でである。
(2)
ではそれぞれである。(1) より は不適なので、である。
(3)
与式をと書く。 は0以上の整数なので左辺は非負である。したがって(2)より だけを調べればよい。
のとき だから のとき だから以上がすべてである。
別解
解法2(差数列の増加を示す方法)
方針
差 を置く。さらに の正値性を補助数列で確認し、 から を一括して処理する。残りの小問は の有限確認に帰着する。
解答
(1) とおく。 である。またである。右辺を とおくとである。最後の不等式は で明らかであるから、、したがって は で増加する。よってすなわちである。
(2)
直接計算すると は条件を満たし、(1) より は満たさない。よって(3)
なのでが必要である。(2) より だけである。したがって非負整数解を列挙してを得る。
総評
難度5、計算量4。想定時間は16分程度。(1) で の符号を確定すると、(2)(3) は有限確認になる。帰納法では仮定を使った箇所と、残った差が正である理由を明示する。別解の差数列では、単に「指数関数の方が速い」とせず差分を正確に評価している。