方針
二本目の式をと見ると,となる。(1)がを整数にするための誘導である。
その後は,が立方数で割り切れないという条件を素因数の指数に移す。
解答
(1) と表す。ただしは整数,は正の整数で,は互いに素とする。
ならである。
もしなら,の素因数は,したがっても割り切り,互いに素であることに反する。
よって,すなわちは整数である。
(2) 二本目の式はだからは整数,は有理数なので,(1)よりは整数。
条件(i)からであり,一本目の式はゆえに。また(1)よりも整数である。
素数がに指数で含まれるとする。
がで割り切れないので,したがってである。
もしが奇素数なら,(1)の右辺におけるの指数は3であり,左辺が平方数であることに反する。
よっての素因数は2だけで,その指数も高々1だからまたは2。
ではとなり,整数は存在しない。
ではより,となる。
逆には条件(i)を満たし,はを満たす。
したがって
別解
別解・背景
方針
主解と異なる見方による補足。
解答
は正の整数で,どの素数の平方でも割り切れない。
からであり,の各素因数はを割り切る。したがってである。
(は整数)とおくとが奇数なら,右辺における2の指数が1なので平方数にならない。
(は奇数)と書くとであり,は偶数だからとなる。
は平方因子をもたない平方数なので。
よってを得る。
「だから」は一般には成り立たない。
ここではが平方因子をもたないことを先に確かめているため,使える。
総評
有理数の平方が整数なら元の数も整数である。素因数の指数を比べると、整数条件と立方数を因数にもたない条件を同時に扱える。