方針
有限な極限をもつためには,分子の定数項が0でなければならない。
その条件を確かめてから,を使う。
解答
加法定理によって商が有限値に収束するなら,分子は0に収束するので逆に(1)のもとではより,極限は(1)からである。ならなので不適。
よってであり,は整数だからまたはである。
[leftmargin=1.5em]
・のとき,である。(1)とから。
・のとき,または。
それぞれ,である。
どの組も(1)を満たし,(2)が正の整数になる。したがって求める組は
別解
別解・背景
方針
主解と異なる見方による補足。
解答
より,の整数倍を除けば前者ではとなり,極限は0。
後者ではとなり,極限は。
後者だけを残し,を解いても同じ三組を得る。
有限な極限を確かめる前に分子を微分してはいけない。
ここでは加法定理だけで,極限が存在する条件とその値をともに求められる。
総評
分母が0に近づくとき、有限の極限をもつには分子の定数項が0でなければならない。その条件を先に使い、残る三角関数の極限から角度の候補を絞る。