方針
方程式は の偶関数なので、真の解は と対になっている。与えられた近似値と誤差から の範囲を絞り、 と が整数であることを利用して を確定する。その後、 の2次方程式を解き、最後に小数第2位まで丸める。
解答
方程式 は を に替えても変わらない。したがって、正の解を とすると、4つの解は である。
大きい正の解 について、近似値 の誤差は0.05以下なので また、近似値 は に対応するので これらを合わせて である。
小さい正の解 について、近似値 から であり、近似値 から である。よって である。
ここで とおくと であり、その二つの解は である。したがって である。 は整数なので、 と も整数である。
上の範囲から つまり この範囲にある整数は12だけなので また より である。この範囲にある整数は4だけなので よって を解けばよい。解は である。したがって真の解は 小数に直すと である。よって小数第2位まで正しく求めると である。
別解
解法2(積から係数を復元する)
方針
正の大きい解を 、小さい解を とする。まず積 の範囲だけで を決定し、次に1本の解が満たす式から整数 を絞る。
解答
対称性と誤差範囲から、正の2解 はを満たす。 とおけば、 はの2解である。したがって評価するとすなわち は整数なので である。
大きい解 についてだから は で増加するので左辺は 、右辺は であり、 は整数だから である。よって として解くと 。したがって、小数第2位までの4解は
総評
難度5、計算量4、目安22分。偶関数型なので4解を にまとめ、誤差区間と整数係数を組み合わせる。和と積を同時に使う方法と、積から 、1本の根から を順に復元する方法で同じ方程式を得た。