方針
和 に注目すると、行列 のどちらを使っても になる。(1)は2回分を直接列挙する。(3)は がしきい値以上である間だけ2択があり、 から までの8回が自由であることを確認する。さらに、各選択列が異なる点を与えることを 座標の二進的な変化量で示す。
解答
(1) さらにしたがっての4点である。
(2)
とおく。 のどちらを選んでも、成分を加えると だから(3)よって の8回だけ を自由に選べ、以後は に決まる。
時刻 に を選ぶと を選ぶと である。したがって の 座標はと表される。有限二進表示の一意性により、256個の部分集合はすべて異なる 座標を与える。最後の2回に使う は行列式が で、異なる点を異なる点へ移す。ゆえにである。
別解
解法2(和と差の座標)
方針
、 を用いる。和は毎回半減し、自由選択期間には差が符号付き二進数として変化する。異なる符号列が異なる差を与えることから個数を示す。
解答
(1)
直接計算により(2)
とおけば、どちらの操作でもよって(3)
とおく。 を選ぶと を選ぶと、 だから、自由な8回の後には二つの符号列が初めて異なる最大の重みを とする。その項による差は であり、それより後の項による差の絶対値の総和は 未満である。したがって相殺は起こらず、256個の符号列はすべて異なる を与える。
は共通なので も256個である。以後の2回の は1対1の変換だからである。
総評
難度6、計算量5、目安28分。和 はどちらの操作でも半減し、自由選択は8回だけである。単に とせず、有限二進表示または差の符号付き二進表示により、異なる選択列が異なる点を与えることまで示した。