方針
正四面体を立方体の互いに隣り合わない4頂点で表すと、各辺は立方体に内接する球に接する。この模型から、半径1の球に接する正四面体の一辺が と分かる。体積は、球のうち正四面体の外側に出る部分を4つの合同な球帽に分け、中心から各面までの距離を用いて球帽の高さを求める。
解答
半径1の球を、中心を原点とする一辺2の立方体に内接させる。立方体の交互の4頂点は正四面体をつくる。その各辺は立方体の面の対角線なので、長さは例えば最初の2点を結ぶ直線は 上にあり、原点からの距離は1である。他の5辺も対称性により半径1の球に接する。
この正四面体の高さは中心から各面までの距離は高さの なので である。球のうち正四面体の外側にある部分は、4枚の面の外へ出る合同な球帽4個であり、その高さは半径1、高さ の球帽の体積は、円板法によりしたがって求める体積は
別解
解法2(正四面体の半径公式)
方針
正四面体の中心から辺までの距離と面までの距離を、1辺 の式として三平方の定理から求める。前者を球の半径1に合わせ、後者を使って球帽を積分する。
解答
1辺 の正四面体の一面の重心から頂点までの距離は であり、正四面体の高さは である。中心は高さを に分けるので、中心から頂点までの距離は辺の中点までの距離を とすると、頂点・中心・辺の中点を含む直角三角形からよってこれが球の半径1に等しいから中心から各面までの距離は高さの なので各面の外側にある部分は高さ の球帽であり、異なる面に対応する球帽の内部は重ならない。したがって
総評
難度7、計算量6、目安35分。球は面ではなく6本の辺に接する。立方体模型と正四面体の中心距離の計算から1辺 を照合した。球のうち四面体外部にある部分は、内部が重ならない4つの合同な球帽である。