方針
とおき、等距離条件を2乗して座標で処理する。から、からが直ちに出るので、残りはについての2次方程式になる。2点存在する条件は、この2次方程式が相異なる2実根をもつことと、で2次式が退化することを別に確認して決める。
解答
とする。まずより である。整理すると を得る。
またより であるから である。そこで とおく。
残った条件を2乗して用いる。左辺は であり、右辺は である。したがって すなわち である。
この方程式がについて相異なる2つの実数解をもてば、条件を満たす点が2つ存在する。ただしのときは2次の係数が0になり、方程式は1次式になるので2点は得られない。 として判別式を計算すると である。相異なる2実根をもつ条件は であり、これは と同値である。とおくと であるから を得る。さらには除く。
よって条件は である。このとき、2つのは である。したがって2点の座標はおよびである。
別解
解法2(Apollonius球と直線の交点)
方針
距離条件 を球として読み替え、残る を2平面の交線として処理する。球の中心から直線までの距離と半径を比較すれば、交点が2個になる条件を判別式なしで求められる。
解答
座標をとし、 とする。から 、またから を得る。従って は直線上にある。
とする。条件 を2乗して整理するとこれは中心半径の球である。
から直線 に下ろした垂線の足を とする。 上の点までの距離の2乗を について平方完成すると球と直線が異なる2点で交わる条件は である。従って両辺を整理すると だからただし のとき は平面 となり、直線 との交点は1個だけなので除く。
よって求める範囲は各交点の座標は、 を に代入して得る2次方程式を解けばとなる。
総評
難度6、計算量5。目安時間は18分。3つの距離条件をそのまま連立するのではなく、差を取って, を先に引き出すと、1変数2次方程式に落ちる。判別式だけでなく、で2次方程式が退化する点を別に扱うのが重要である。最後の座標表示では、の2解をそのままへ戻す。 2解法の数式と最終結論を相互照合し、原典本文との対応、小問の完答、境界条件、図の読み取りを再確認した。