方針
解と係数の関係より , である。今回は なので、文科第3問と違って漸化式は になる。 は であるから、 の最大整数と の符号を丁寧に判断する。1の位は , から10で割った余りの周期4を読む。
解答
(1)
解と係数の関係より である。したがって であり、 である。また である。 , はともに の解なので を満たす。両辺に を掛けると、 について である。 を代入して足し合わせると を得る。
(2) である。 より である。3乗しても負で、絶対値は1より小さいから である。したがって 以下の最大の整数は である。
(3) とする。漸化式を10で割った余りで見ると である。初めから計算するとである。したがって1の位は と周期4で繰り返す。 より、 の1の位は6である。
また は奇数であり、 だから である。したがって は を満たす。 は漸化式と初期値から整数であるため、 以下の最大の整数は である。よって求める1の位は である。
別解
解法2(共役表示と2項状態の周期)
方針
と共役を明示する。
整数性は漸化式で、1の位は連続2項の状態が戻ることから周期4を確定する。
最後に奇数乗であることから の符号を判定する。
解答
(1) よりまた は を満たすので(2)である。したがってであり、 以下の最大の整数は である。
(3)
として連続2項の組を10で追うとしたがって周期は4であり、 だから
の1の位は である。
また は奇数なのでゆえにしたがって 以下の最大の整数は であり、
その1の位は である。
総評
文科第3問と形は似ているが、積 により漸化式の符号と の位置関係が変わる。目安時間は12〜15分。特に(3)では なので、 は より少し大きい。文科版のように としてしまうのが典型的な混同である。余りの周期は を含めて並べると、周期4がすぐ確認できる。