方針
放物線上の2点を とおき,和 と差 で整理する。傾きは となり,長さは で表せる。中点の 座標は なので, と に直せば の式が得られる。(2)では とおき, の最小値を, が許されるかどうかで場合分けする。
解答
(1)
放物線 上の2点を とおく。線分の傾きが定まっているので としてよい。
傾き は である。また線分の長さ についてだから, である。
中点の 座標は である。ここで より,これが求める式である。
(2) とおくと であり,(1)の式は となる。逆に任意の に対して となる が取れるので,この の範囲で最小化すればよい。 とおく。 で である。
まず のとき, では だから である。したがって は で増加し,最小値は で である。よって である。
次に のとき, は , は で成り立つ。したがって最小値は で得られ, である。よって である。
以上より, を固定したときの の最小値はである。 では2つの式はいずれも になり,一致する。
、 として中点の高さ を表す。
別解
解法2(平方完成と相加相乗平均)
方針
(1) で得た を によって表す。 では相加相乗平均により内部の等号点 が使える。 ではその点が定義域の外なので、差を因数分解して端点 が最小であることを示す。
解答
(1)
解法1と同様に とおくとである。したがってを得る。
(2)
とおけばまず のとき、相加相乗平均よりであり、等号は で実現する。よって次に とする。 に対してであり、等号は で実現する。したがって以上よりである。
総評
放物線の2点を で置けば,傾きが になるため計算はかなり整理される。想定時間は12分から15分,難易度は5,計算量は4程度。注意点は, に と の両方が入ること, を と で表すこと,そして の範囲が に制限されることである。 を境に最小点が内部から端点へ切り替わるため,場合分けを省かないことが採点上重要である。