(1) bn は an を p で割った余りであるから an≡bn(modp),an+1≡bn+1(modp) である。したがって an+1≡bn+1(modp) であり、積をとって an+1(an+1)≡bn+1(bn+1)(modp) を得る。
漸化式より an+2=an+1(an+1) であるから、an+2 を p で割った余り bn+2 は、bn+1(bn+1) を p で割った余りと一致する。
(2) r=2 より b1=2,b2=3 である。(1) を用いて順に計算する。 b3≡3(2+1)=9(mod17) より b3=9 である。 b4≡9(3+1)=36≡2(mod17) より b4=2 である。 b5≡2(9+1)=20≡3(mod17) より b5=3 である。
ここで (b4,b5)=(2,3)=(b1,b2) となったので、以後は同じ計算が繰り返される。したがってnbn122339425369728399102である。
(3) bn+1=bm+1>0,bn+2=bm+2 とする。c=bn+1=bm+1 とおくと、c は p で割った余りであり、0<c<p である。
(1) より bn+2≡c(bn+1)(modp) であり、同様に bm+2≡c(bm+1)(modp) である。bn+2=bm+2 だから c(bn+1)≡c(bm+1)(modp) すなわち c(bn−bm)≡0(modp) である。 p は素数で、0<c<p だから c は p で割り切れない。よって bn−bm≡0(modp) である。bn,bm はどちらも 0 以上 p−1 以下なので bn=bm である。
(4)
背理法で示す。a1 が p で割り切れると仮定する。このとき b1=0 である。一方、問題の仮定より a2,a3,a4,… には p で割り切れる数が現れないので bk>0(k≧2) である。 k≧2 について、隣接する2つの余りの組 (bk,bk+1) を考える。各成分は 1,2,…,p−1 のいずれかであるから、このような組は高々 (p−1)2 通りしかない。したがって無限に続く組 (b2,b3),(b3,b4),(b4,b5),… の中には、同じ組が2回現れる。すなわち、ある 2≦n<m が存在して bn=bm,bn+1=bm+1 となる。
ここで bn=bm>0 かつ bn+1=bm+1 であるから、(3) を添字 n−1,m−1 に適用すると bn−1=bm−1 が従う。さらに bn−1>0 であれば、同じ議論を1つ前の添字に繰り返せる。n≧2 なので、この操作を順に行うと b1=bm−n+1 を得る。
ところが m−n+1≧2 であるから、仮定より bm−n+1>0 である。一方、最初に仮定した通り b1=0 である。これは矛盾である。
したがって a1 は p で割り切れない。すなわち a1 も p で割り切れない である。