方針
と の比を階乗で整理し、隣接比 を の式にする。(1)は正確な分数を計算する。(2)は隣接比が1未満となる条件を二次不等式に直す。(3)は での単調減少と を組み合わせて大きい を除き、残る有限個を直接確認する。
解答
(1) したがってである。
(2)
とする。階乗表示を用いるとしたがって二次方程式 の解は である。 は整数だから、求める範囲はである。
(3)
(2) よりしかも (1) で と分かったので、 では となり整数ではない。残る を調べるとである。よって が整数となるのはだけである。
別解
解法2
方針
隣接比を漸化式 として読む。(2)は平方完成で符号を決める。(3)では を漸化式で順に作り、 になった後は隣接比が1未満であることから、以後ずっと整数にならないと判定する。
解答
(1)
組合せを直接約分すれば(2)
定義から得られる漸化式より は整数なので、これは と同値である。
(3)
漸化式を の順に使うとを得る。最初の2項だけが整数である。また ではだから、 となった後の項はすべて である。したがって答えはである。
総評
難度5、目安時間20分。中心二項係数そのものを展開し続けるより、隣接比 を先に求めるのが最短である。(2)では実数解の境目 を得た後、 が整数であることを反映して とする。(3)は「単調減少」だけでは整数を排除できないため、実際に へ入ることまで確認する必要がある。有限個の直接計算と、その後を一括して除く議論を明確に分けると答案が読みやすい。