方針
、 とおく。(1)は から を消去する。(2)では を得る。高さ を固定すると に対応する2つの横区間が現れる。低い部分では重なり、高い部分では分離するので、重なりが消える高さ で場合を分けて横幅を積分する。
解答
(1) とおく。 と書けば 、 なので、これが求める軌跡である。
(2) とおくと とし、高さ を固定する。とおけば であるから、 の動く範囲は2区間が重なる条件はしたがって横幅はよって面積は領域は下図の青色部分である。
別解
解法2
方針
と から生じる2つの領域を別々に考える。それぞれは幅1、高さ2の曲線帯で面積2をもつ。2領域の重なりだけを積分で求め、包除原理により和集合の面積を出す。図形の生成を「放物線弧を右へ0から1だけ平行移動した通過領域」と見る解法である。
解答
(1) は、放物線弧 を原点中心に2倍する相似変換である。したがってを得る。
(2)
からできる領域と からできる領域を 、 とする。各領域は、対応する放物線弧を水平方向に長さ1だけ掃いた曲線帯である。各高さ で横幅が1なので両領域が重なるのはであり、 とおくと重なりの横幅はしたがって包除原理より
総評
難度7、目安時間30分。点 の移動は、2倍した放物線弧を右へ0から1だけ平行移動する操作に当たる。高さを固定すると、 から2つの横区間が生じることが見通しの核心である。低い高さでは2区間が重なり、高さ を越えると離れる。積分は横幅を表す式として必ず別行に置き、どの範囲を積分しているかを明記する。全体を直接積分する方法と、2領域の面積から重なりを引く方法が一致することで検算できる。