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東京大学 2018年度
文系数学 第4問

問題

放物線 のうち を満たす部分を とする。座標平面上の原点 と点 を考える。


(1)点 上を動くとき、

を満たす点 の軌跡を求めよ。


(2)点 上を動き、点 が線分 上を動くとき、

を満たす点 が動く領域を座標平面上に図示し、その面積を求めよ。

出典:東京大学 2018年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第4問

方針

解法1

とおく。(1)は から を消去する。(2)では を得る。高さ を固定すると に対応する2つの横区間が現れる。低い部分では重なり、高い部分では分離するので、重なりが消える高さ で場合を分けて横幅を積分する。

解法2

から生じる2つの領域を別々に考える。それぞれは幅1、高さ2の曲線帯で面積2をもつ。2領域の重なりだけを積分で求め、包除原理により和集合の面積を出す。図形の生成を「放物線弧を右へ0から1だけ平行移動した通過領域」と見る解法である。

解答

解法1

(1)

とおく。

と書けば なので、

これが求める軌跡である。

(2)

とおくと

とし、高さ を固定する。

とおけば であるから、 の動く範囲は

2区間が重なる条件は

したがって横幅は

よって面積は

領域は下図の青色部分である。

東京大学 2018年度 第4問の図1

解法2

(1)

は、放物線弧 を原点中心に2倍する相似変換である。したがって

を得る。

(2)

からできる領域と からできる領域を とする。各領域は、対応する放物線弧を水平方向に長さ1だけ掃いた曲線帯である。各高さ で横幅が1なので

両領域が重なるのは

であり、 とおくと重なりの横幅は

したがって

包除原理より