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東京大学 2019年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第2問

一辺の長さが1の正方形ABCDを考える。
3点P,Q,Rはそれぞれ辺AB,AD,CD上にあり,
3点A,P,Qおよび3点P,Q,Rはどちらも面積が13の三角形の3頂点であるとする。

DRAQの最大値,最小値を求めよ。

難易度4/ 10計算量4/ 10目安12

図形と方程式関数 座標設定面積計算文字消去微分による最大最小、範囲評価

方針

正方形を座標平面に置き、P=(p,0)Q=(0,q)R=(r,1) とする。APQ の面積条件から pq=23 を得て、qp で表す。次に PQR の面積を行列式で表し、r=2p32p2 を導く。点が辺上にある条件から 23p1 を確定し、求める比 DR/AQ=r/qp の関数として最大最小を調べる。端点値は r ではなく r/q で比較する。

解答

A=(0,0)B=(1,0)D=(0,1)C=(1,1) と座標を入れる。また P=(p,0),Q=(0,q),R=(r,1) とおく。点は辺上にあるので 0p,q,r1 である。 APQ の面積が 13 であるから 12pq=13 であり、q=23p である。よって p>0 である。

次に PQR の面積を求める。 PQ=(p,q),PR=(rp,1) だから、面積の2倍はpqrp1=pqpqrである。ここでは面積条件と辺上の条件を満たす範囲で pqpqr=p+qrpq となるので p+qrpq=23 である。pq=23 を代入すると p+qr23=23 したがって qr=43p である。q=23p より r=43p23p=2p32p2 を得る。 q1 より p23、また p1 なので 23p1 である。この範囲では上で得た r0r1 を満たす。

求める比は、DR=rAQ=q だからDRAQ=rq=(2p32p2)3p2=3p294p3である。そこで f(p)=3p294p3 とおくと f(p)=6p274p2=3p4(89p) である。23p1 において、fp=89 まで増加し、その後減少する。

よって端点と停留点を比較するとf(23)=23,f(89)=6481,f(1)=34である。したがって、最大値は 6481 であり、最小値は 23 である。

別解

解法2

方針

t=APx=AQy=DR と置き、正方形内の台形と三角形の面積を足して3変数の関係を作る。tx=2/3x を消去し、比 y/xt の3次関数に直す。

解答

t=APx=AQy=DR とおく。APQ の面積からtx=23,x=23t.x1t1 より23t1.正方形から2つの面積 1/3 の三角形を除くと、台形 PBCR と三角形 QDR の面積の和は 1/3 である。したがって2ty2+y(1x)2=13.整理するとt+xy=43.ここへ x=2/(3t) を代入してy=2t32t2を得る。よってDRAQ=yx=(2t32t2)3t2=3t294t3.微分するとddt(3t294t3)=3t4(89t)である。端点と停留点を比較するとt2/38/91DR/AQ2/364/813/4となる。よって最大値は 64/81、最小値は 2/3 である。

総評

難度4、目安時間12分。文系第1問と同型の座標・面積問題で、面積条件から q,rp で表すところまでは標準的である。注意点は、最後に比較するのが r ではなく r/q であること。p=1 では r=12 だが q=23 なので比は 34 になり、最小値ではない。端点2つと停留点1つを明示して比較すれば確実に得点できる。

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出典: 東京大学 2019年度 第2次学力試験 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。