方針
(1) は数列そのものを求めず、 と を3で割った余りだけを追う。 の余りは周期3、 の余りは6項で元に戻るため、表を作って帰納的に周期6を確定する。(2)では、3項の共通約数 が漸化式の差 を割ることを使い、 を2つの具体的な整数の最大公約数の約数に絞る。最後に(1)の結果で3の可能性を除く。
解答
(1)
漸化式を3で割った余りで考えると である。 から順に計算するととなる。実際、 について であり、上の表が得られる。
ここで の3で割った余りは を3だけ進めると同じである。さらに で に戻るので、以後も同じ計算が繰り返され、 の3で割った余りは周期6である。 であるから であり、表の の欄より である。したがって余りは である。
(2) とおく。 は と を割るので、 も割る。漸化式より であるから である。
同様に、 は と を割るので も割る。したがって である。
ここで また である。よって であり、 は3の約数である。
一方、(1)より であるから、 は3で割り切れない。したがって も3では割り切れない。ゆえに である。
別解
解法2
方針
合同式の状態を の組で追い、同じ状態へ戻ることで周期を厳密に確定する。最大公約数は、共通素因数が2つの連続整数積のどの因子に入りうるかを組合せて3だけに絞る。
解答
(1) とおく。漸化式から次の状態は現在の だけで決まる。順にとなるので、最初の状態へ6項後に戻る。よって はを周期6で繰り返す。 だから余りは である。
(2) とおくと共通素因数 は、前者の のどちらかと、後者の のどちらかを割る。ところがしたがって可能な素因数は3だけであり、 に含まれる3は1個なので である。(1)より だからである。
総評
巨大な項を合同式と公約数だけで処理する問題。目安時間は10〜12分。駿台分析では約半数が(1)を完答し、(2)の公約数の絞り方には複数の良い方針が見られた。周期は余りだけでなく も同時に戻ることを示し、最後に で3を除く。