上側の曲線は y=−21x2+2 であり,下側は y=∣x2+a∣ である。したがって,固定した x に対する縦の長さは 2−2x2−∣x2+a∣ である。ただし,この値が負ならその x では領域は存在しない。式は x の偶関数なので,x≧0 で計算して2倍する。
1. −2≦a<−1 の場合
このとき 0≦x≦1 では x2+a<0 である。よって ∣x2+a∣=−(x2+a) であり,縦の長さは 2−2x2+x2+a=2+a+2x2 である。これは −2≦a<−1 で非負であるから,S(a)=2∫01(2+a+2x2)dx=2(2+a+61)=313+2aである。この区間では a について増加し,値は 31≦S(a)<37 である。
2. −1≦a<0 の場合
このとき x2+a は x=−a で符号を変える。0≦x≦−a では x2+a≦0,−a≦x≦1 では x2+a≧0 である。したがってS(a)=2∫0−a(2+a+2x2)dx+2∫−a1(2−a−23x2)dx.ここで u=−a とおくと,u2=−a であり,計算するとS(a)=2{(2+a)u+6u3}+2{(2−a)(1−u)−21(1−u3)}=3−2a−38(−a)3/2である。
微分すると S′(a)=−2+4−a である。したがって S′(a)>0(−1≦a<−41),S′(a)<0(−41<a<0) となるので,この区間での最大は a=−41 のときである。その値はS(−41)=3+21−38⋅81=27−31=619である。
3. 0≦a≦21 の場合
このとき x2+a≧0 であり,さらに 0≦x≦1 で縦の長さ 2−a−23x2 は非負である。よってS(a)=2∫01(2−a−23x2)dx=2(2−a−21)=3−2aである。この区間での最大は a=0 のときで,値は 3 である。
4. 21<a<2 の場合
このとき x2+a≧0 であるが,縦の長さ 2−a−23x2 は x が大きいところで負になる。正である範囲は 2−a−23x2>0 すなわち 0≦x<34−2a である。したがってS(a)=2∫0(4−2a)/3(2−a−23x2)dx=2(34−2a)3/2である。この式は a が増えると減少し,a>1/2 では S(a)<2 である。
最大値を与える a=−1/4 での2曲線と −1≦x≦1 の位置関係は次のようになる。
以上を比較すると,各場合の最大候補は 37,619,3,2 の範囲に収まる。最大は 619 であり,これは a=−1/4 のときに実現する。よって求める最大値は 619 である。