方針
出目列は順序つきで 通りとする。(1) は最小値が2,すなわち全て2以上かつ少なくとも1回は2。(2) は6が少なくとも2回出ること。(3) は全て2以上,少なくとも1回は2,かつ6が少なくとも2回出ることを,まず2以上の5種類で数え,そこから2が出ない場合を引く。
解答
(1)
は,すべての出目が2以上で,かつ少なくとも1回は2が出ることと同値である。したがって有利な出方は 通りであり,(2)
は,6の出る回数が2回以上であることと同値である。6が0回または1回の列を除くと,有利な出方は通りである。よって(3)
まず,すべての出目が2以上で,かつ6が2回以上出る出方は通りである。このうち2が一度も出ないものは通りである。したがって有利な出方は通りである。よって
別解
解法2
方針
6の出た回数を と固定して二項係数で数える。(3)では、残りの 回が から選ばれ、少なくとも1回は2になる列を数える。
解答
(1)
最小値が2であるためには、出目がすべて に入り、そこから2を使わない列を除けばよい。したがって(2)
6の出る回数を とする。 のとき、6の位置を選んだ後の各位置には5通りあるので二項定理からであり、解法1と同じ式を得る。
(3)
6が 回出たとする。残りの 回は の4種類から選び、少なくとも1回は2が必要だから、その列は通りである。よって有利な列の総数は二項定理でそれぞれの和を整理するとしたがって(1)を引き算して
総評
難度5,計算量5。想定時間は14分程度。 は最小値、 は6が少なくとも2回という意味である。余事象による一括計数と、6の回数を固定する二項係数の和が相互検算になる。(3)では「全て2以上」「2を少なくとも1回」「6を少なくとも2回」の三条件を一度に扱うため、何を除いた式かを各段階で言葉にするのが安全である。