方針
とおくと,面積条件から であり,制約から となる。線分 の方程式を と書き,固定した に対して がとる範囲を調べる。上側境界は包絡線 と端の線分,下側境界は端の線分と 軸になる。最後は区間を分けて面積を積分する。
解答
(1)
とおく。, で の面積が1であるから より である。
(2)
線分 はで表される。固定した に対して右辺を の関数とみると、 で包絡線 を得る。端の線分はしたがって通過領域は(3)
この上下の境界の差を4区間で積分すると計算して
別解
解法2
方針
固定した点 を通る線分が存在する条件を、パラメータ の方程式 として見る。判別式0が包絡線、 が端の境界を与える。
解答
(1)
面積条件から であり、 が線分 上にある条件は である。 の条件 と合わせて(2)
点 が線分上にある条件は(1)が の重解をもつ境界では判別式が0だからこれが線分族の包絡線である。さらにパラメータの端 と、線分の端 からも境界になる。交点 でつなぐと、通過領域は次の色付き部分である。
(3)
縦に切った上下端は、 で切り替わる。したがって
総評
難度7,計算量8。想定時間は28分程度。線分族は と1変数化できる。固定した に対する最大・最小で考える方法と、 の二次方程式の判別式で包絡線を出す方法が相互検算になる。境界は包絡線だけではなく、 の端の線分と も含む。面積積分の区切り を図から確認してから計算するのが安全である。