方針
箱 から移した2個の色を「白白・白赤・赤赤」の3状態に分ける。各状態の確率と、その状態で 回とも白を引く確率を掛けて足し、条件付き確率は同時確率を で割る。
解答
(1)
箱 から取り出す2個の色と、その後の箱 の状態を整理するととなる。したがってまた「最初が白白、かつ2回とも白」の確率は なので(2)
同じ表からまた(3)
条件は では成り立たず、 ではさらにとおけばしたがって となった後は正のままである。よって最小の はである。
別解
解法2(事後確率の重みを直接比較する)
方針
3状態の事前確率と「すべて白」という観測の尤度を掛け、観測後の重みを比で並べる。正規化前の重みだけで が求まり、同じ重みの総和から も復元できる。
解答
(1)
最初に移した色をとする。それぞれの事前確率の比は「 回とも白」という観測を とするとしたがって観測後の正規化前の重みは のとき、正規化前の重みはだからまた全確率から(2)
一般の について、上の重みからまた(3)
はと同値である。解法1の の関係から、最小の はである。
総評
難度5、目安時間15分。繰り返し抽出は復元抽出なので、最初に移した2個の色が決まれば各回の白確率は一定である。全確率の方法と事後重みの方法は同じ3状態を異なる順序で整理している。(3)は の確認だけでなく、それ以後も不等式が保たれる理由まで示す。