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横浜国立大学 2024年度
理系数学 第2問

問題

横浜国立大学 2024年度 第2問の図1

1辺の長さが1の正六角形がある。

1個のさいころを続けて5回投げ,出た目を順にとおく。次の条件付き確率をそれぞれ求めよ。

(1) 「がすべて異なる」という条件のもとで,「三角形の面積がである」という条件付き確率

(2) 「がすべて異なり,かつ,である」という条件のもとで,「線分が三角形の面積を2等分する」という条件付き確率

出典:横浜国立大学 2024年度 前期 理系 第2問

方針

解法1:円周上の間隔で三角形を分類

3頂点間の円周上の間隔を、和が6となる3つの正整数で分類する。(2)では回転で同一視した4種類の三角形について、面積を二等分する直径を表にして数える。

解法2:座標と回転軌道で全候補を検査

正六角形を単位円上に座標化する。三角形の面積は行列式で、線分による二等分は交点が対辺の中点になるかで判定し、回転軌道ごとに候補を整理する。

解答

解法1:円周上の間隔で三角形を分類

(1)

異なる3頂点を円周に沿って並べ、その間の辺の本数をとすると

である。順序を除いた型、個数、面積は

となる。例えば型は、辺の長さがの直角三角形である。したがって、面積がとなる三角形は12個である。

条件のもとで通りであり、1つの三角形につき頂点の順序は通りある。よって

である。

(2)

まず三角形と線分の向きを無視する。20個の三角形は回転によって次の4型に分かれる。表中の線分はいずれも直径で、三角形の1頂点とその対辺の中点を通るため面積を二等分する。

各代表について残りの頂点間線分も調べると、表に挙げたもの以外は二等分しない。したがって、向きを無視した有利な組は

組である。

全体は、三角形が通り、異なる2頂点を結ぶ線分が通りである。頂点の順序と線分の向き2通りは分子・分母で共通に掛かるので、

となる。

解法2:座標と回転軌道で全候補を検査

(1)

中心を原点とし、

とおく。この正六角形の1辺は1である。異なる3点について

を計算すると、20個の三角形は

となる。よって

(2)

同じ座標で20三角形と15本の頂点間線分を調べる。回転軌道の代表、軌道の大きさ、1三角形を二等分する線分数は

である。前3型ではそれぞれ直径が1頂点と対辺の中点を通り、最後の正三角形では3本の直径が中線となる。座標の平均を取るとこれら以外の線分は中点を通らない。したがって有利な無向の組は

組、全体は組なので