方針
(1) は分母の共役複素数を掛ける。(2)は虚部と を組み合わせて を得て、 の整数条件で候補を絞る。
解答
(1)
分母の共役複素数を掛けるとしたがって(2)
条件 から虚部を比較するとだから であり、 なら左辺は45以上になる。 では となり不適で、 ではよって実部の比較から のときとなるが、解は整数でない。
のときこれを解くとしたがって
別解
解法2(もとの等式を交差に掛ける)
方針
分数形の複素数をそのまま交差に掛け、実部と虚部の一次式を作る。そこから を計算すると、 が消えて が直接得られる。
解答
(1)
共役複素数を掛ければ(2)
与えられた複素数の等式を交差に掛けると右辺を展開して実部・虚部を比較するとしたがってこれを に代入すると条件 より から ではとなって整数でない。一方 ではよってである。
総評
難度5、目安時間14分。(1)の共役計算は(2)の準備である。標準解法では虚部と行列式型の条件を組み合わせ、別解では交差積から を直接計算する。どちらも へ集約され、 により候補はごく少数になる。