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横浜国立大学 2020年度
理系数学 第2問

問題

次の問いに答えよ。

(1) 実数 に対して

と定める。ただし

とする。 を満たす実数 の式で表せ。

(2) 次を満たす整数 を求めよ。

出典:横浜国立大学 2020年度 前期 理系 第2問

方針

解法1(共役複素数を掛けて実部・虚部を比較する)

(1)は分母の共役複素数を掛ける。(2)は虚部と を組み合わせて を得て、 の整数条件で候補を絞る。

解法2(もとの等式を交差に掛ける)

分数形の複素数をそのまま交差に掛け、実部と虚部の一次式を作る。そこから を計算すると、 が消えて が直接得られる。

解答

解法1(共役複素数を掛けて実部・虚部を比較する)

(1)

分母の共役複素数を掛けると

したがって

(2)

条件 から

虚部を比較すると

だから

であり、 なら左辺は45以上になる。 では となり不適で、 では

よって

実部の比較から

のとき

となるが、解は整数でない。

のとき

これを解くと

したがって

解法2(もとの等式を交差に掛ける)

(1)

共役複素数を掛ければ

(2)

与えられた複素数の等式を交差に掛けると

右辺を展開して実部・虚部を比較すると

したがって

これを に代入すると

条件 より

から

では

となって整数でない。一方 では

よって

である。