方針
直角条件は で求める。 を座標で表し, から への距離が等しいことを示して内心であることを証明する。半径はその共通距離として求める。
解答
(1) , である。 が直角である条件はであるから, よりである。
(2)
は 軸上にあるので,点 から に下ろす垂線は 軸である。また, の傾きは だから, を通り に垂直な直線はである。これと 軸との交点が垂心 であるからである。
(3)
とする。計算するとである。 から直線 までの距離はである。同様に,直線 までの距離も同じ値になる。
また,直線 の傾きは であるから, から直線 までの距離もである。 のとき は 軸の下側, は上側にあり, は の内部にある。したがって, は の三辺から等距離にある内部の点であり, の内心である。
(4)
(3)で求めた共通距離が内接円の半径である。よって半径はである。
別解
解法2
方針
垂足を求めた後、三角形 の3辺の方程式を対称な形で書く。 から各辺への距離が同じ式になることを、図と直線方程式から一括して示す。
解答
(1) したがって直角となるのは である。
(2)
の傾きは なので、 からの高さは である。 から への高さ との交点より(3)
垂足を計算するとこれらから三辺の方程式は から各直線までの距離を代入すると、3本とも では は 軸の下、 は上にあり、 だから は三角形 の内部にある。よって3辺から等距離にある は内心である。
(4)
内接円の半径は(1)の共通距離なので
総評
難度7,計算量7。想定時間は25分程度。 と の方程式が 軸について対称になり、 がその軸上にあることが内心の見通しを与える。ただし三辺からの等距離だけでは傍心の可能性が残るため、 のもとで が三角形内部にあることまで確認する。