方針
得点が最大値で定まるので,得点の確率を「両方が以下」から「両方が以下」を引いて求める。(4)は同分布の対称性から,引き分け確率を先に出す。
解答
(1)
得点がであるのは,両方の目が以下で,かつ両方の目が以下ではない場合である。したがって場合の数はであり,求める確率はである。
(2)
得点がである通りのうち,大きいさいころの目がであるのは,小さいさいころの目がの通りである。よって条件付き確率はである。
(3)
得点がである確率はである。したがって期待値はである。
(4)
AさんとBさんの得点は同じ分布であるから,Aさんの得点が大きい確率とBさんの得点が大きい確率は等しい。引き分けの確率はである。よって求める確率はである。
別解
解法2
方針
得点 の分布を作る。(3)は を使い,(4)はAの得点を固定してBの得点がそれ未満となる場合を直接数える。
解答
(1)
得点が5となる組は,一方が5で他方が1以上5以下のものから の重複を除いた 通りである。よって確率はである。
(2)
この9通りのうち大きいさいころが5であるのは の5通りだから,条件付き確率は である。
(3)
得点を とすると, に対してである。したがって(4)
Aの得点が である組は 通り,Bの得点が 未満である組は 通りである。よってAが勝つ組は通りである。全組は 通りなので,求める確率は である。
総評
難度3,計算量3。想定時間は15分程度。最大値の分布 を作る標準解法に加え,期待値を尾確率の和,勝率を得点固定の直接計数で求める別解を示した。条件付き確率では大小のさいころを区別し,引き分けを勝敗のどちらにも含めないことが注意点である。