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北海道大学 1983年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第3問

(1) tt>1の範囲を動くとき,
関数f(t)=log2t+logt4の最小値を求めよ.

(2) t>1なるすべてのtに対して,不等式klog2t<(log2t)2log2t+2が成り立つようなkの範囲を求めよ.

難易度5/ 10計算量4/ 10目安14

指数・対数方程式・不等式 置換微分による最大最小、範囲評価

方針

u=log2t と置いて u>0 の一変数問題に直す。(1) は相加平均・相乗平均、(2) は不等式を k<u1+2/u と変形し、その右辺の最小値を見る。

解答

u=log2tと置く。t>1 だから u>0 であり、logt4=log24log2t=2uである。

(1) f(t)=u+2u.相加平均・相乗平均よりu+2u22であり、等号は u=2、すなわち t=22 のときに成り立つ。したがって最小値は22である。

(2)
与えられた不等式は u>0 よりk<u1+2uと同値である。右辺の最小値は (1) より221である。すべての u>0 で厳密な不等式が成り立つためには、最小点 u=2 でも等号になってはならない。よってk<221である。

別解

解法2

方針

(1) は微分で最小点を決める。(2) は u2(k+1)u+2>0 が全ての u>0 で成り立つ条件を、放物線の頂点と判別式から調べる。

解答

(1) ϕ(u)=u+2u(u>0)と置くとϕ(u)=12u2.したがって ϕ0<u<2 で減少し、u>2 で増加する。よってminϕ(u)=ϕ(2)=22.(2)
元の不等式はu2(k+1)u+2>0(u>0)である。k+10 なら左辺は u2+k+1u+2>0 である。

k+1>0 のとき、頂点 u=(k+1)/2 は正の範囲にあるので、最小値が正である条件は2(k+1)24>0.これよりk+1<22.前の場合も合わせるとk<221となる。境界値では頂点で左辺が 0 になるため含まれない。

総評

対数の底の変換後に一変数の最小問題へ帰着する。目安時間は14分。厳密不等式なので境界 k=221 を含めないことが重要である。相加平均・相乗平均と判別式の両方で最小値と端点条件を確認した。

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出典: 北海道大学 1983年度 前期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。