方針
隣り合う点を結ぶ中心角 が等比数列なので、その総和が極限角 になる条件を使う。単調に増大し極限が有限であるため、公比は でなければならない。扇形面積は半径1なので中心角の半分であり、 は公比 の等比数列になる。最後は の連続性と単調減少を確認して、存在と一意性を示す。
解答
(1)
条件(ii)より、中心角の増分は である。、 であり、 はこれらの和である。
条件(i)より は単調に増大し、しかも極限が で有限である。したがって等比級数が収束しなければならないので である。また、全体の和が だから である。よって が求める関係式である。
(2)
半径1の扇形の面積は中心角の半分であるから である。したがって(1)の を代入すると である。
そこで とおく。分母 は で連続かつ単調増加であるから、 は連続かつ単調減少である。また である。
したがって を満たす任意の に対して、 を満たす が に少なくとも1つ存在する。さらに は単調減少なので、そのような は高々1つである。よって条件を満たす はただ1つ存在する。
別解
解法2:単調な3次多項式の値域へ帰着する
方針
扇形面積の和を整理した後、分数関数をそのまま微分せず、方程式を と変形する。左辺は という単調な多項式で、 では値が1から4まで重複なく動く。一方、 は右辺が1と4の間にあることと同値なので、連続性と単調性から存在と一意性を得る。
解答
(1)
第 区間の中心角は である。これらは正で、総和が有限の だから である。さらにより(2)
半径1の扇形の面積は中心角の半分なのでしたがってよって求める はを満たす。とおく。 でだから、 は連続かつ狭義単調増加である。また一方、 よりしたがって中間値の定理により条件を満たす が に存在し、狭義単調増加性によりその はただ1つである。
総評
難度6、計算量4、目安時間16分。中心角の増分が正の等比数列で、累積角が有限値 に近づくことから、最初に を確定する。扇形面積では添字が4ずつ増えるため公比は であり、ここを としない。存在だけでなく一意性まで求められるので、連続性と狭義単調性を別々に書く。分数関数の減少と、多項式 の増加で相互検算した。