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北海道大学 1988年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第3問

平面上の直線L: y=2xと曲線C: y=12x3を考える。数列 a1,a2, を次のように定める。

(i) a1=12

(ii) 点 (an,0) を通る y 軸に平行な直線と L との交点を Pn とする。さらに、Pn を通る x 軸に平行な直線と C との交点 Qnx 座標を an+1 とする。

(1) an+1an の間に成り立つ関係式を求めよ。

(2) 数列 {an} の一般項を求めよ。

(3) 次の極限を求めよ。limna1a2an2n

難易度6/ 10計算量5/ 10目安28

数列指数・対数関数 漸化式の変形和の計算極限計算

方針

作図手順から Pn=(an,2an) とし、水平線と3次曲線の交点条件を立てる。an=2bn と置くと指数 bn が1次漸化式になり、積は指数の等比和へ帰着する。

解答

(1) Pn=(an,2an)であり、Qn は曲線 C 上にあるから12an+13=2an.よってan+13=4an.a1>0 なので全ての an は正である。

(2) an=2bnとおく。b1=1 であり、(1) から3bn+1=bn+2.したがってbn+11=13(bn1).よってbn1=2(13)n1であり、an=2123n1.(3)a1a2an2n=22(1+13++13n1).指数は21(1/3)n11/33だからlimna1a2an2n=18.

別解

解法2:比 an/2 を直接反復する

方針

関係式を2で規格化すると、rn=an/2rn+13=rn を満たす。これを繰り返して一般項を直接求め、積の極限も同じ rn の指数和として計算する。

解答

(1)
作図からan+13=4an.(2)rn=an2とおくとrn+13=rn,r1=14.全て正なのでrn+1=rn1/3.繰り返せばrn=(14)1/3n1=22/3n1.したがってan=2rn=2123n1.(3)a1a2an2n=r1r2rn=22j=0n13j.j=0n13j32だから、求める極限は23=18.

総評

難度6、計算量5。図形的な反復を漸化式へ翻訳し、指数の数列として解く問題で、想定時間は28分程度。an+13=4an の係数4と、積では ak/2 を掛けることが要点である。指数漸化式と規格化した直接反復を相互照合した。

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出典: 北海道大学 1988年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。