方針
作図手順から Pn=(an,2an) とし、水平線と3次曲線の交点条件を立てる。an=2bn と置くと指数 bn が1次漸化式になり、積は指数の等比和へ帰着する。
解答
(1) Pn=(an,2an)であり、Qn は曲線 C 上にあるから21an+13=2an.よってan+13=4an.a1>0 なので全ての an は正である。
(2) an=2bnとおく。b1=−1 であり、(1) から3bn+1=bn+2.したがってbn+1−1=31(bn−1).よってbn−1=−2(31)n−1であり、an=21−3n−12.(3)2na1a2⋯an=2−2(1+31+⋯+3n−11).指数は−2⋅1−1/31−(1/3)n⟶−3だからn→∞lim2na1a2⋯an=81.
別解
解法2:比 an/2 を直接反復する
方針
関係式を2で規格化すると、rn=an/2 が rn+13=rn を満たす。これを繰り返して一般項を直接求め、積の極限も同じ rn の指数和として計算する。
解答
(1)
作図からan+13=4an.(2)rn=2anとおくとrn+13=rn,r1=41.全て正なのでrn+1=rn1/3.繰り返せばrn=(41)1/3n−1=2−2/3n−1.したがってan=2rn=21−3n−12.(3)2na1a2⋯an=r1r2⋯rn=2−2∑j=0n−13−j.j=0∑n−13−j⟶23だから、求める極限は2−3=81.
総評
難度6、計算量5。図形的な反復を漸化式へ翻訳し、指数の数列として解く問題で、想定時間は28分程度。an+13=4an の係数4と、積では ak/2 を掛けることが要点である。指数漸化式と規格化した直接反復を相互照合した。
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出典: 北海道大学 1988年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。