方針
時計回りに 回転した後の座標を 、回転前の座標を とし、逆回転で 、 を代入する。(2)は を入れたときの の二次方程式の判別式で接線条件を調べる。(3)では で上下2枝を求め、 軸回転の外半径・内半径の差として体積を積分する。
解答
(1)
回転後の座標を 、回転前の座標を とする。図形を時計回りに 回転しているので、回転後の点を反時計回りに 戻せば回転前の点になる。したがって である。
回転前の放物線は であるから、これを代入してを得る。両辺に をかけると である。よって が の方程式である。
(2)
直線 を (1)の式に代入すると である。これは について という二次方程式である。
直線 が と接するためには、この二次方程式が重解をもてばよい。判別式は である。したがって接する条件は であり、 である。
(3)
(1) の式を について解く。 で である。下側の枝も なので、 軸のまわりに回転すると、外半径と内半径はそれぞれ である。
したがって体積はである。差の公式を使うと、被積分関数はである。よって である。
別解
解法2
方針
回転前の放物線を媒介表示して回転後の を2つの平方にする。接線と2枝を同じ表示から読む。
解答
(1)
回転前の放物線を媒介表示する。
回転前の点をとする。時計回りに 回転するとこの2式を消去するとすなわち(2)
媒介表示で は平方だから、その最小値は0である。最小点では接線が鉛直になり、が接線である。よって(3)
で とすると、上下の枝はどちらも非負である。したがって円環断面法により
総評
回転後の座標変換、接線判定、回転体体積を順に処理する問題。目安時間は25分前後。(1)では時計回りに回した図形を扱うため、代入するのは逆回転の式であることを確認したい。(3)は上下2枝がどちらも0以上であるため、外半径と内半径の差としてそのまま積分できる。平方差を使えば計算は短くなるが、根号の枝と積分範囲 を明記することが重要である。 2解法の結論を相互照合し、定義域、端点、必要十分性、極限、図示範囲、途中計算まで確認した。