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北海道大学 1999年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第2問

0<a<1とする.
曲線y=1x2y=(1a21)x2の第1象限内での交点をAとし,
Aからx軸に下ろした垂線の足をBとする.
また,原点をOとし,
線分OBと線分ABと曲線y=(1a21)x2とで囲まれた
図形の面積をSとする.
このとき,次の問いに答えよ.

(1)Bの座標を求めよ.
(2) 面積Sを,aを用いて表せ.
(3) 面積Sを最大にするaの値を求めよ.

難易度4/ 10計算量4/ 10目安15

積分関数微分 座標設定面積計算微分による最大最小

方針

交点 A は2つの放物線の方程式を連立して求める。第1象限の交点なので x>0 を使い、x=a を選ぶことに注意する。面積 S0xa における下側の放物線 y=(1/a21)x2 の下の面積であり、積分して a の3次式に直す。最後は 0<a<1 の開区間での最大化なので、導関数の符号変化と端での値の様子を確認する。

解答

(1)
交点 A では 1x2=(1a21)x2 が成り立つ。右辺を移項すると 1={1+(1a21)}x2=x2a2 であるから x2=a2 となる。A は第1象限内の交点であり、0<a<1 なので x=a である。したがって、A から x 軸に下ろした垂線の足は B=(a,0) である。

(2) 0<a<1 より 1a21>0 である。求める図形は、x=0x=ax 軸、放物線 y=(1a21)x2 で囲まれる部分である。よってS=0a(1a21)x2dx=(1a21)a33=a(1a2)3.したがって S=aa33 である。

(3) S(a)=aa33 とおくと S(a)=13a23 である。0<a<1 において、S(a)=0 となるのは a=13 である。また 0<a<13S(a)>0, 13<a<1S(a)<0 であるから、この値で S は最大となる。よって、面積 S を最大にする値は a=13 である。

別解

解法2

方針

微分せず、最大化する正の式を3数の相加相乗平均へ帰着する。t=a2 と置き、S2 を扱う。

解答

(1)

2曲線の交点では1x2=(1a21)x2である。第1象限かつ a>0 より x=a なのでB=(a,0).(2)

放物線の下の面積を直接積分してS=0a(1a21)x2dx=a(1a2)3.(3)

t=a2 とおくと 0<t<1 でありS2=t(1t)29.正の3数t,1t2,1t2の和は1である。相加相乗平均よりt(1t)24(13)3.等号はt=1t2すなわち t=1/3 のときに限る。S>0 なので S も同じとき最大となり、a=13.

総評

難度4、計算量4、目安15分。交点の横座標が a とすぐ決まる。面積は a(1a2)/3。微分法と相加相乗平均の双方で最大点 a=1/3 を確認した。

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出典: 北海道大学 1999年度 前期 文系 第2問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。