方針
(1) は導関数を因数分解して増減表を作り,極大値・極小値と通過点を押さえてグラフの概形を述べる。(2)は方程式 を と見て,区間 における水平線との交点数を数える。 では から へ増加し, では から へ減少するため, の端点・接点を個別に扱う。
解答
(1) を微分すると である。したがってである。
よって で極大, で極小をとる。値は であり,である。
したがってグラフは,左から増加して点 で極大となり,その後減少して点 で極小となり,さらに増加する3次関数のグラフである。また も通る。
(2)
方程式 は と同値である。区間 だけを考えると, は したがって水平線 との交点数を分類すると, である。
よって, の範囲にある実数解がただ1つであるための条件は である。
水平線 と太線上の曲線との交点数を、 で区切って数える。
総評
難度5,計算量4。三次関数の増減表を作り,指定区間内で水平線 との交点数を数える問題である。全実数上の交点数ではなく に入る解だけを数える点が重要。 は と左側の1点で2個, は極大点で接して1個になる。端点と極値を別扱いにすることが採点上の要点である。目安時間は18分前後。 指定区間外の実数解は数えない。特に は区間内に2解、 は接点の1解となるため、端点値 と極大値を表にしてから結論を書くと安全である。