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北海道大学 2006年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第3問

実数pに対して3次方程式4x312x2+9xp=0()を考える。

(1) 関数f(x)=4x312x2+9xの極値を求めて,y=f(x)のグラフをかけ。

(2) 方程式()の実数解の中で,0x1の範囲にあるものがただ1つであるためのpの条件を求めよ。

難易度5/ 10計算量4/ 10目安18

微分方程式・不等式 増減表グラフの概形、範囲評価

方針

(1) は導関数を因数分解して増減表を作り,極大値・極小値と通過点を押さえてグラフの概形を述べる。(2)は方程式 4x312x2+9xp=0f(x)=p と見て,区間 [0,1] における水平線との交点数を数える。[0,1/2] では 0 から 2 へ増加し,[1/2,1] では 2 から 1 へ減少するため,p=0,1,2 の端点・接点を個別に扱う。

解答

(1) f(x)=4x312x2+9x を微分すると f(x)=12x224x+9=3(2x1)(2x3) である。したがってf(x)>0(x<12, x>32),f(x)<0(12<x<32)である。

よって x=12 で極大,x=32 で極小をとる。値は f(12)=4181214+912=2 であり,f(32)=42781294+932=0である。

したがってグラフは,左から増加して点 (12,2) で極大となり,その後減少して点 (32,0) で極小となり,さらに増加する3次関数のグラフである。また f(0)=0,f(1)=1 も通る。

(2)

方程式 ()f(x)=p と同値である。区間 0x1 だけを考えると,f(x)[0,12] で 0 から 2 まで増加し, [12,1] で 2 から 1 まで減少する。 したがって水平線 y=p との交点数を分類すると,p<0 では 0 個, p=0 では x=0 の1個, 0<p<1 では [0,12] 上に1個, p=1 では [0,12] 上の1個と x=1 の合計2個, 1<p<2 では左右の枝に1個ずつ,合計2個, p=2 では x=12 の1個, p>2 では 0 個 である。

よって,0x1 の範囲にある実数解がただ1つであるための条件は 0p<1またはp=2 である。

水平線 y=p と太線上の曲線との交点数を、p=0,1,2 で区切って数える。

総評

難度5,計算量4。三次関数の増減表を作り,指定区間内で水平線 y=p との交点数を数える問題である。全実数上の交点数ではなく [0,1] に入る解だけを数える点が重要。p=1x=1 と左側の1点で2個,p=2 は極大点で接して1個になる。端点と極値を別扱いにすることが採点上の要点である。目安時間は18分前後。 指定区間外の実数解は数えない。特に p=1 は区間内に2解、p=2 は接点の1解となるため、端点値 f(0),f(1) と極大値を表にしてから結論を書くと安全である。

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出典: 北海道大学 2006年度 前期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。