方針
くじを順に引く過程を直接追うのではなく,2本の当たりが102個の位置のどこにあるかを先に決める。最初の当たりの位置の分布を求め,その位置を3で割った余りによって A,B,C の誰が引くかを分類する。
解答
(1)
2本の当たりくじが、102本のうちどの2つの位置にあるかで考える。位置の組は通りで、いずれも同様に確からしい。
最初の当たりが 番目であるとき、もう1本の当たりは のいずれかにある。その選び方は 通りだからである。 では最初の当たりにはなれない。
(2)
最初の当たりの位置が なら 、 なら 、 なら が引く。(1)の結果を位置ごとに加えると実際、となり、3人の確率の和は1である。
総評
難度は10段階中5、計算量は10段階中4。試験場での目安は18分で、位置づけは標準的な完答対象である。主な採点点は、当たり位置の組を等確率に数え、担当者ごとに等差数列の和を取ること。注意点は、1本目の当たりなので、もう1本は必ず後ろにあると数えること。
補足。当たりが2本あるため,単純に各順番が等確率とはならない。早い位置ほど「もう1本の当たりが後ろにある」選び方が多いので,最初の当たりの分布は に比例する。最後に3人分の分子が合計5151になることを確認すると,数え上げ漏れがないことも検算できる。