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北海道大学 2010年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第5問

2本の当たりくじを含む102本のくじを、1回に1本ずつ、くじがなくなるまで引き続ける。

(1) n 回目に1本目の当たりくじが出る確率を求めよ。

(2) A,B,C の3人がA,B,C,A,B,C,A,の順にこのくじ引きを行う。1本目の当たりくじを A が引く確率を求めよ。B,C についても、それぞれ1本目の当たりくじを引く確率を求めよ。

難易度5/ 10計算量4/ 10目安18

確率場合の数 数え上げ和の計算対称性の利用

方針

くじを順に引く過程を直接追うのではなく,2本の当たりが102個の位置のどこにあるかを先に決める。最初の当たりの位置の分布を求め,その位置を3で割った余りによって A,B,C の誰が引くかを分類する。

解答

(1)

2本の当たりくじが、102本のうちどの2つの位置にあるかで考える。位置の組は1021012=5151通りで、いずれも同様に確からしい。

最初の当たりが n 番目であるとき、もう1本の当たりは n+1,n+2,,102 のいずれかにある。その選び方は 102n 通りだからP(最初の当たりが n 番目)=102n5151(1n101)である。n=102 では最初の当たりにはなれない。

(2)

最初の当たりの位置が 1,4,7, なら A2,5,8, なら B3,6,9, なら C が引く。(1)の結果を位置ごとに加えるとPA=15151k=033(1013k)=341013333425151=103303,PB=15151k=033(1003k)=341003333425151=13,PC=15151k=032(993k)=33993323325151=33101.実際、103303+13+33101=1となり、3人の確率の和は1である。

総評

難度は10段階中5、計算量は10段階中4。試験場での目安は18分で、位置づけは標準的な完答対象である。主な採点点は、当たり位置の組を等確率に数え、担当者ごとに等差数列の和を取ること。注意点は、1本目の当たりなので、もう1本は必ず後ろにあると数えること。

補足。当たりが2本あるため,単純に各順番が等確率とはならない。早い位置ほど「もう1本の当たりが後ろにある」選び方が多いので,最初の当たりの分布は 102n に比例する。最後に3人分の分子が合計5151になることを確認すると,数え上げ漏れがないことも検算できる。

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出典: 北海道大学 2010年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。