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北海道大学 2021年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第3問

正の実数x,yが,方程式94x+9y2+16=34x+y2()を満たすとする。

(1) y2xを用いて表せ。

(2) 正の実数x,yが(★)および1xy>0を満たしながら動くとき,1log1+xy4+1log1xy4の最大値を求めよ。

難易度7/ 10計算量6/ 10目安13

指数・対数方程式・不等式 相加相乗平均、置換微分による最大最小

方針

指数はすべて底 3 にそろえ,u=34xv=3y2+1 とおくと u2+v2=2uv になり,(uv)2=0 から y2=4x1 が出る。後半は r=x/y とおくと,対数式は底の変換により log4(1r2) にまとまる。log4 は増加関数なので,r2=x2/(4x1) を最小化すればよい。最小化は平方完成型の不等式で処理し,微分による確認を別解として添える。

解答

(1)

与式の両辺を底 3 で表すと 38x+32y2+26=34x+y2 である。両辺に 6 を掛けると 38x+32y2+2=634x+y2 となる。ここで u=34x,v=3y2+1 とおくと,左辺は u2+v2 であり,右辺は 2uv である。したがって u2+v2=2uv すなわち (uv)2=0 である。よって u=v であり,34x=3y2+1 となる。指数を比べて y2=4x1 である。

(2) r=xy とおく。条件 1xy>0x,y>0 より 0<r<1 である。底の変換公式を用いると1log1+r4=log4(1+r),1log1r4=log4(1r)である。したがって求める式は log4(1+r)+log4(1r)=log4(1r2) である。

(1) より y2=4x1 だから r2=x2y2=x24x1 である。ここで y>0 より 4x1>0 である。するとx24x114=4x2(4x1)4(4x1)=(2x1)24(4x1)0であるから r214 である。等号は x=12 のとき成り立つ。このとき y2=4121=1 で,y=1 であり,実際に r=12 となって条件 0<r<1 を満たす。

よって 1r2 の最大値は 114=34 である。log4XX>0 で増加関数だから,求める最大値は log434 である。

別解

解法2(微分で比の増減を調べる方法)

方針

指数式を平方の形にして y2=4x1 を得る。対数式を log4(1r2) にまとめた後,r2=x2/(4x1) を微分し,減少から増加へ切り替わる点を求める。

解答

(1)
u=34xv=3y2+1 とおくと,与式はu2+v2=2uvとなる。よって (uv)2=0 であり,u=v だからy2=4x1を得る。

(2)
r=x/y とおくと,条件から 0<r<1 である。底の変換により,求める式はlog4(1+r)+log4(1r)=log4(1r2)となる。(1) よりr2=x24x1,x>14.ここで(x24x1)=2x(2x1)(4x1)2.したがって 1/4<x<1/2 では減少し,x>1/2 では増加する。よって r2 の最小値は x=1/2 のときの 1/4 である。このとき y=1 となり,条件も満たす。

ゆえに 1r2 の最大値は 3/4 である。log4X は増加関数なので,求める最大値はlog434である。

総評

難度7、計算量6。想定時間は13分程度。指数式を同じ底にそろえ、平方が0になる形へ持ち込むのが核心である。後半は逆数になった対数を底4の対数へ直すと1つにまとまる。比の2乗は平方の不等式と微分の2通りで最小値1/4を確認した。最大値が負になるが、対数の真数3/4が1未満なので整合している。

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出典: 北海道大学 2021年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。