(1)
数列 {an} は初項 α,公比 r の等比数列なので an=αrn−1,an+1=αrn である。ここで c=logαr とおく。α>1,r>1 だから c>0 である。底の変換を用いるとbn=logan(an+1)=logα(an)logα(an+1)=logα(αrn−1)logα(αrn)=1+(n−1)logαr1+nlogαrである。したがって bn=1+(n−1)logαr1+nlogαr である。
(2) c=logαr とおくと,(1)より bn=1+(n−1)c1+nc である。これがすべての自然数 n について n+1n+2 に等しいための条件を求める。c>0 なので分母は正であり,交差に掛けて (n+1)(1+nc)=(n+2){1+(n−1)c} である。両辺を展開すると n+1+n(n+1)c=n+2+(n+2)(n−1)c である。ここで n(n+1)−(n+2)(n−1)=2 だから n+1+{(n+2)(n−1)+2}c=n+2+(n+2)(n−1)c より 2c=1 を得る。したがって c=21 である。逆に c=1/2 なら上の等式がすべての n で成り立つので,これは必要十分条件である。
よって logαr=21 すなわち r=α である。
(3)
(2) の条件のもとでは r=α だから an=αrn−1=α(α)n−1=α(n+1)/2 である。したがって,k 個の積はa1a2⋯ak=α22α23⋯α2k+1=α21{2+3+⋯+(k+1)}=α4k(k+3)である。
整数部分が2桁であることは 10≦a1a2<100 と同値である。a1a2=α5/2 なので 10≦α5/2<100 より 102/5≦α<104/5 を得る。
整数部分が3桁であることは 100≦a1a2a3<1000 と同値である。a1a2a3=α9/2 なので 100≦α9/2<1000 より 104/9≦α<102/3 を得る。
整数部分が4桁であることは 1000≦a1a2a3a4<10000 と同値である。a1a2a3a4=α7 なので 1000≦α7<10000 より 103/7≦α<104/7 を得る。
これら3つの範囲の共通部分を取る。下端は max{52,94,73}=94 であり,上端は min{54,32,74}=74 である。したがって求める範囲は 104/9≦α<104/7 である。