方針
接点 では半径 と接線 が垂直であるため, は直角三角形になる。2本の接線について同じ長さの直角三角形ができ,四角形 の面積はその2つ分で求められる。したがって は だけで決まる。(2) は楕円上の点を と置き, の範囲を求めて の最大・最小に直す。
解答
(1)
点 について である。 なので,点 は円 の外部にある。
接点を とする。位置関係は次の模式図のようになる。
円の接線は接点で半径に垂直であるから である。また は単位円上の点なので である。したがって直角三角形 において であり, である。
2つの接線の接点を とすると, であり,四角形 は直角三角形 と に分けられる。それぞれの面積は である。よって四角形の面積は である。
(2)
点 が楕円 上を動くので,ある実数 を用いて と表せる。このときである。したがって である。 だから である。 は で実現し, は で実現する。よって である。
総評
難度6、計算量5、想定時間13分。公式の出題意図は、複雑な座標計算を避け、円の接線と半径の直交、楕円の媒介変数表示という幾何的な見通しを使えるかにある。四角形を合同な2つの直角三角形に分ければ と一行で表せる。(2) は の範囲だけを調べればよく、最大・最小が実際に楕円上の点で達成されることまで示す。図は接線長が2本とも等しい理由の確認にもなる。