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北海道大学 2026年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第3問

aは実数とし,座標平面上の直線(1+7a)x+(7−a)y+5a−5=0をℓとする。次の問いに答えよ。

(1) aの値によらず直線ℓは定点Aを通る。Aの座標を求めよ。

(2) aがa>0の範囲で変化するとき,直線ℓが通過する領域Dを図示せよ。

難易度5/ 10計算量3/ 10

図形と方程式、方程式・不等式 存在証明、場合分け、図形的解釈

方針

通過領域を求めるには,点(x,y)を先に固定し,その点を通るa>0が存在する条件を調べる。
定数項とaの係数に分ける
直線の式を(x+7y−5)+a(7x−y+5)=0と整理する。
二つの式がともに0となる点が定点である。
それ以外の点ではaを解き,a>0となる符号の組合せを求める。

u=x+7y−5,v=7x−y+5とおく。
v≠0ならa=−u/vだから,正のaが存在する条件はuv<0である。
v=0の場合はaについて解けないため,別に調べる。
元の式に戻すとu=0も必要であり,この場合は定点Aだけが残る。

境界となる直線はu=0とv=0である。
傾きはそれぞれ−1/7と7なので直交する。
u>0,v<0の領域は両方の直線より上,
u<0,v>0の領域は両方の直線より下になる。
境界上ではa=0,または有限のaが存在しないため,A以外は含まれない。

図示では,この二つの境界を破線で示し,定点だけを黒丸で示す。
a=7のときは垂直な直線になるが,元の式はその場合も扱える。
傾きで議論する方法では,この垂直な直線を別に入れる必要がある。

解答

(1) 直線の式を(x+7y−5)+a(7x−y+5)=0と変形する。すべての実数aについて成り立つ条件はx+7y−5=0,7x−y+5=0.これを解くとA(−35,45).(2) u=x+7y−5,v=7x−y+5とおく。
v≠0のとき,u+av=0を満たすa>0が存在するのは
a=−u/v>0,すなわちuv<0のときである。
v=0のときはu=0も必要で,その点はAである。
よって求める領域はD={(x,y)∣uv<0}∪{A}.下図の網掛け部分と点Aを含み,破線上の他の点を含まない。

別解

別解・背景

方針

定点を通る直線の傾きによる別解。

解答

a≠7のとき,直線の傾きはm=−1+7a7−a.aについて解くとa=(7m+1)/(m−7)である。
したがってa>0となる傾きはm<−17またはm>7.さらにa=7のときはx=−3/5である。
これらの直線はすべてAを通るので,境界の二直線にはさまれた上下の領域とAを得る。

傾きを用いる方法では,m=−1/7とm=7の境界を除き,垂直な直線を加える。
主解のa=−u/vによる方法は,垂直な直線も同じ式で扱える。

総評

動く直線の領域では、点を固定し、その点を通る正のパラメーターが存在するかを調べる。境界を除くだけでは定点まで失うため、係数が0となる場合を別に確認する。

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出典: 北海道大学 2026年度 後期日程 数学(理系)(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。