方針
平面 が3つの座標軸と交わる点を切片としてもち、 が 軸上にあることを利用して切片形で表す。点 を代入して 切片と 切片を で求めれば、四面体の体積は座標軸上の3切片の積から得られる。最後は の一変数関数として微分し、端で最小をとらないことも含めて確認する。
解答
(1)
平面 は 軸上の点 を通る。さらに 軸との交点を 、 軸との交点を とするので、 とおける。このとき平面 は切片形で と表せる。
点 は 上にあるから、 である。したがって となり、 を得る。よって の 座標は である。
(2)
同様に、点 は 上にあるから、 である。よって となり、 である。
四面体 は3つの辺 が互いに座標軸方向にあるので、体積は である。ここで だから はすべて正であり、 である。したがってである。
(3) とおく。 において微分すると、 である。分子を整理して を得る。 では 、 であるから、 の符号は の符号で決まる。したがって で 、 で である。
また、 のとき 、 のときも である。よって は で最小となる。その値は である。
総評
難度6、計算量5。想定時間は11分程度で、切片形を選べるかどうかで差がつくが、理系受験者には完答したい問題である。点 が 軸上にあり、 も座標軸との交点として定義されているため、平面を と置くのが最短である。(1)(2)では切片の符号と四面体の体積公式が採点点となる。(3)では の範囲で導関数の符号を調べるだけでなく、 は範囲外であり、端に近づくと体積が大きくなることを確認すると最小値の議論が明確になる。