方針
(問1)(問2)は座標成分で内積条件を処理する。(問3)ではからをで表し,条件を用いての下限を出す。等号成立条件からを決める。
解答
(問1)である。よってよりである。また であるからである。
(問2)
とおく。 であり, よりである。したがって であり,同様に , である。よってである。これを に代入してを得る。
(問3)
問1よりであるからである。 のとき,(問2)の条件はである。, とおくとすなわち である。したがってである。
一方, より である。 を用いるとであり, だから である。よってである。等号は のとき成立し,このとき である。したがってである。
別解
解法2
方針
角と面積は外積で処理し,球面条件は切片形の平面と原点の距離として読む。最小化ではを変数にして積を最大化する。
解答
(問1)であり,である。よってである。
(問2)
点の条件から平面はと表され,なので原点から平面までの距離はである。一方,切片形から距離はである。よってを得る。
(問3)
とおくと,ではである。外積からとなる。相加・相乗平均よりだから等号はのときであり,である。
総評
難度7,計算量6。想定時間は22分程度。前半は空間ベクトルの成分計算だが,後半は条件式を に移して最小化する整理力が問われる。ではなく を最小化し,等号成立条件 から正の値を選ぶことが重要である。位置づけは差がつく難問であり,前半を確保したうえで時間次第では後半を見送り候補にする。