方針
極値をもつ条件は導関数の判別式で整数 を絞る。各 について極大値と極小値の符号,さらに根の正負を調べる。整数 まで含めると候補は少数に限られる。
解答
(問1)である。 が極値をもつためには, が相異なる2実解をもてばよい。よって判別式についてが必要十分である。整理するとすなわちである。 は整数であるからである。
(問2)
(問1)より のみを調べればよい。
のときであり,極小点は である。相異なる正の解を2つもつには が必要なので である。一方,負の解1つと正の解2つをもつなら,3つの解の積は負であるから,定数項 は正でなければならない。整数 で を満たすものはない。
のときである。極大点は ,極小点は であり,である。3つの相異なる実数解をもち,かつ正の解を2つもつにはが必要である。 は整数であるから である。このときとなり,解はであるから,条件を満たす。よってである。
別解
解法2
方針
導関数を平方完成して極値条件を読む。問2では根の積から を得たうえで、各 の極小値の符号を調べ、整数条件を使う。
解答
(問1)
導関数を平方完成すると上に開く2次関数 が 軸と異なる2点で交わるための必要十分条件はすなわちである。 は整数なので(問2)
負の解を 、二つの正の解を とすると一方、解と係数の関係からなので のとき正の側の極小点は である。正の異なる2解をもつためにはが必要である。よってとなり、整数 は存在しない。
のとき極大点 と極小点 の値は3個の相異なる実数解をもつには整数条件から である。実際であり、解はしたがって
総評
難度5、計算量5。想定時間は16分程度。極値条件で整数 を先に絞ることが要点である。問2では、根の積から を確定し、正の側の極小値が負になる条件と組み合わせる。判別式による解法と導関数の平方完成による解法の両方で候補を照合した。