(問1) P は点 C を含まない弧 AB 上にあるので0<θ<3πである。円の半径は 1 であり,弦の長さは対応する中心角の半分の正弦の 2 倍である。∠PBA=θ より弧 PA の中心角は 2θ であるからPA=2sinθである。また弧 PB の中心角は 32π−2θ であるからPB=2sin(3π−θ)である。さらにPC=2sin(32π−θ)である。
(問2) 円の中心を O とする。O を原点とするベクトルで点 A,B,C,P を表すと,∣A∣=∣B∣=∣C∣=∣P∣=1 であり,正三角形の対称性よりA+B+C=0である。したがってPA2+PB2+PC2=∣P−A∣2+∣P−B∣2+∣P−C∣2=3∣P∣2+∣A∣2+∣B∣2+∣C∣2−2P⋅(A+B+C)=6である。
別解
解法2
方針
円に内接する四角形 APBC にトレミーの定理を使い、3辺の和を弦 PC の長さだけで表す。二乗和は弦長表示を三角恒等式で整理する。
解答
(問1)
円に内接する四角形 APBC にトレミーの定理を用いるとAB⋅PC=AP⋅BC+PB⋅CA.正三角形 ABC は半径 1 の円に内接するのでAB=BC=CA=3.したがってPC=AP+PB.よってPA+PB+PC=2PC.半径 1 の円の弦は直径を超えないからPC≦2.点 P が C の対蹠点であるとき等号が成り立ち、この点は弧 AB の条件を満たす。したがって最大値は4.各長さについては円周角と正弦定理からPA=2sinθ,PB=2sin(3π−θ),PC=2sin(32π−θ).(問2)