方針
接点の 座標を として、点 を通る接線の条件を の四次方程式にする。四本の接線が引けることは、その方程式が相異なる四実根を持つことと同値である。右辺を の関数と見て、三つの極値 の高さを比較する。
解答
接点を とすると、接線はである。これが を通る条件はである。したがって四本の接線が引けるための必要十分条件は、水平線 が と相異なる四点で交わることである。
微分するとまたである。三つの停留点を左から並べると、外側の二点が極大、中央が極小になる。よって求める範囲は次の開領域である。境界上では重解が生じるため含まない。また では停留点が重なり、四つの相異なる接点は得られない。
図示すると、境界は二直線 と四次曲線 からなる。上側境界の切替点は であり、上の不等式で指定された各帯状部分を塗ればよい。
総評
目安は35分。四接線を四次方程式の四実根に読み替える発想が最重要である。極値の大小比較では、停留点の順序が で変わる。境界を含めると同じ接線を重複して数えるので、すべて厳密不等号にすることが採点上の要点。