方針
十分性は連続する2整数・3整数の積の割り切れ方を使う。必要性では が整数であることから、表示式へ代入したとき三角形状に決まる を順に構成する。作った多項式と が の4点で一致するため、3次以下の多項式として恒等的に一致すると結ぶ。
解答
まず十分性を示す。整数 によってと表されるとする。整数 に対して は2の倍数であり、 は6の倍数である。したがって各項は整数となり、 は整数である。
次に必要性を示す。すべての整数 について が整数であると仮定する。順にと定めると、 はすべて整数である。
この3整数を用いてとおく。定義からである。3次以下の多項式 は相異なる4実数 を根にもつので、恒等的に0である。よって となり、必要性も示された。
別解
解法2:前進差分による構成
方針
必要性では負の整数を使わず、整数である から前進差分型の整数 を作る。まず下降積 の表示を得て、それを問題文の上昇積 の表示へ整数係数のまま変換する。十分性は連続整数積の2・6による割り切れ方で確認する。
解答
すべての整数 について が整数であると仮定する。とくには整数である。
を代入して整理するとである。したがってが成り立つ。
ここでとおくと、 は整数である。右辺を展開すればとなるので、問題文の表示を得る。
逆に、整数 による問題文の表示があるとする。整数 に対して、連続する2整数の積 は2の倍数、連続する3整数の積 は6の倍数である。よって表示の各項は整数となり、すべての整数 で は整数である。
以上で必要十分性が示された。
総評
難度6、計算量5で、目安は22分。十分性は連続整数の積の割り切れ方で短いが、必要性では整数係数 を実際に構成する必要がある。解法1は を代入すると が順番に決まる点が核心で、最後の4点一致を忘れない。解法2は の差から整数係数を作る方法で、上昇積への係数変換を丁寧に書く。単に係数比較して などが整数だと断定するのは根拠不足になる。