方針
接点弦の方程式 を導き、その中点が原点からこの直線へ下ろした垂線の足であることを使う。 とすると となるため、外部条件と不等式を に移す。
解答
を接点とする。半径 と接線 は直交するからである。 より を得る。 も同じ式を満たすので、接点弦 は である。
その中点 は円の中心から接点弦へ下ろした垂線の足である。 とおくとであり、逆にとなる。 が円の外部にある条件 はに対応する。
さらに に上式を代入し、正数 を掛けるとを得る。したがって求める範囲は単位円の内部から原点を除いた部分のうちを満たす領域である。境界は と、すなわち中心 、半径 の円であり、いずれの境界も含まない。単位円内で、 側ではこの円の上側、 側ではこの円の下側を図示すればよい。
別解
解法2
方針
写像 を単位円に関する反転とみなす。境界の直線2本を反転して、 平面で直線と円に移し、試験点で不等号側を決める。
解答
接点弦 はである。その中点 は原点からこの直線への垂線の足だからすなわち は単位円に関する反転であり、円外の点はへ移る。
もとの領域の境界は と である。
前者は反転後も である。後者へ (1) を代入するとすなわちこれは中心 、半径 の円である。
不等式自体はへ移る。したがって求める範囲は、開単位円から原点を除いた部分のうちを満たす領域である。直線 、円 (2)、単位円周、原点はいずれも含まない。
総評
接点弦と反転型の座標対応を見抜く難問で、目安は20分。外部条件が開単位円に移ること、不等号を正の量で払って向きを変えないこと、境界を含めないことが採点上重要である。
接点弦の中点が反転像になることから境界を直線と円へ移した。単位円周・2境界・原点はいずれも含まない。