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京都大学 1997年度 後期日程 第2次学力試験文系(後期)数学 第1問

C1:y=x2C:y=ax2 (a1)を考え、C(p,q)だけ平行移動したCp,qC1と2点で交わり、一方がCp,qの頂点、他方では両接線が直交するようなp,qが存在するためのaの範囲を求めよ.

難易度7/ 10計算量6/ 10目安25

図形と方程式微分 文字消去接線・法線必要十分条件

方針

Cp,q:y=a(xp)2+qと置く。頂点がC1上にある条件でqを消し、もう1つの交点と2本の傾きをp,aで表す。直交条件からp2>0となるaの範囲を判定する。

解答

平行移動後の放物線はCp,q:y=a(xp)2+qであり、その頂点は(p,q)である。頂点がC1上にあるからq=p2.交点のx座標はx2=a(xp)2+p2を満たす。整理して因数分解すると(xp){(1a)x+(a+1)p}=0.一方の交点はx=pであり、他方をrとするとr=a+1a1p.2点が異なるためp0である。

x=rにおけるC1の接線の傾きは2rCp,qの接線の傾きは2a(rp)である。直交条件は4ar(rp)=1.ここでrp=2pa1だから8a(a+1)p2(a1)2=1,p2=(a1)28a(a+1).この右辺が正となる必要十分条件はa(a+1)<0,すなわち1<a<0.逆にこの範囲なら右辺は正なので、その平方根のいずれかをpとしq=p2とおけば、2交点は相異なり、他方で接線は直交する。従って求める範囲は1<a<0である。

別解

解法2

方針

頂点からもう一つの交点までの水平距離を h=rp と置く。頂点が y=x2 上にある条件を使うと、交点条件は hp の一次関係になる。交点での2接線の傾きを p,h,a で書いて直交条件へ代入し、p2>0 となる範囲を判定する。

解答

平行移動後の放物線をCp,q:y=a(xp)2+qとする。頂点 (p,q)C1:y=x2 上にあるからq=p2.もう一つの交点の x 座標を r=p+h と置く。2点が異なるので h0 である。交点条件は(p+h)2=ah2+p2.h0 で割ると2p+(1a)h=0,h=2pa1.(1)交点 x=r における C1 の接線の傾きは 2r=2(p+h)Cp,q の接線の傾きは 2ah である。直交条件は4ah(p+h)=1.(1)を代入して整理するとp2=(a1)28a(a+1).(2)相異なる2交点を作るには p0 が必要であり、(2)の右辺が正でなければならない。a1 だから、これはa(a+1)<0と同値である。従って1<a<0.逆にこの範囲なら (2) で p0 を選べる。(1)で h0q=p2 と定めれば、頂点ともう一つの交点が相異なり、その交点で2接線は直交する。よってこの範囲は必要十分である。

総評

難度7、計算量6。頂点条件で平行移動量を1つ消し、交点方程式を既知の根で因数分解するのが中心である。最後は存在条件を平方の正値性へ変換し、逆向きの構成も書いて必要十分性を確認した。

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出典: 京都大学 1997年度 後期 文系・理系 第1問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。