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京都大学 1999年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第2問

αβγα>0β>0γ>0α+β+γ=πを満たすものとする.
このとき,sinαsinβsinγの最大値を求めよ.

難易度5/ 10計算量4/ 10目安15

三角関数方程式・不等式 不等式評価微分による最大最小

方針

sinα+sinβ を和積公式で評価し、まず α=β のときに最大となることを示す。残る一変数を微分して最大化する。

解答

γ を固定すると α+β=πγ である。和積公式よりsinα+sinβ=2sinα+β2cosαβ22cosγ2,等号は α=β のときに成り立つ。さらに相加相乗平均よりsinαsinβ(sinα+sinβ2)2cos2γ2.従ってsinαsinβsinγcos2γ2sinγ.u=γ/2 とおくと右辺は2sinucos3u.これを微分すると2cos2u(14sin2u)となるから、0<u<π/2 で最大となるのはsinu=12,u=π6,すなわち γ=π/3 のときである。このとき等号条件からα=β=π3.従って最大値は(sinπ3)3=338.

別解

解法2

方針

logsinx の凹性を使う。3角の平均が π/3 であることへ Jensen 型の評価を適用すると、積の最大値と等号条件が対称に一度で得られる。凹性は2階微分を答案内で確認する。

解答

g(x)=log(sinx) と置くと、0<x<πg(x)=1sin2x<0.従って g は狭義凹関数である。3数の平均はα+β+γ3=π3だから、凹性よりg(α)+g(β)+g(γ)3g(π3).指数を取ってsinαsinβsinγ(sinπ3)3=338.狭義凹性の等号条件はα=β=γ=π3であり、実際に条件を満たす。従って最大値は338である。

総評

難度5、計算量4。二段階の不等式の等号条件が同時に成立することを確認し、三角形が正三角形の場合に最大値が実現する。 答案では条件の必要性・十分性、端点または等号成立条件まで明記した。 主解法と第2解法を別々に再計算し、条件範囲、端点、等号成立条件まで照合した。

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出典: 京都大学 1999年度 後期 理系 第2問(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。