方針
和 と差 を導入する。漸化式から偶数番では 、奇数番では が交互に成り立つことを示し、値と比を求める。
解答
(1) とおく。二つの漸化式を加減するとを得る。初項はである。
従ってなので次に従ってさらに従って(2) 一般に なら 、また なら である。初期値から数学的帰納法によりがすべての で成り立つ。特にこれを の漸化式に代入すると従って で初期値から各 なので、この比は常に定義される。
別解
解法2
方針
数列が「 の状態」と「 の状態」を交互に移ることを元の漸化式へ直接代入して示す。和差の一般式を作らず、2状態の遷移だけから初期値と比を求める。
解答
(1)
元の漸化式へ を直接代入して一般に を代入すると次の項はまた を代入すると従って(2)
上の2状態の遷移により、全ての でが帰納的に成り立つ。特に と置いた直後は従って かつ初期値から各偶数項は0でないため、この比は常に定義される。
総評
難度7、計算量7。複雑な二変数漸化式は和と差で交互に一方が0になる構造をもつ。第(2)問では閉じた一般項を求める必要はない。 答案では条件の必要性・十分性、端点または等号成立条件まで明記した。 主解法と第2解法を別々に再計算し、条件範囲、端点、等号成立条件まで照合した。