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京都大学 2001年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第2問

未知数xに関する方程式x5+x4x3+x2(a+1)x+a=0が,
虚軸上の複素数を解に持つような実数aをすべて求めよ.

難易度5/ 10計算量4/ 10目安15

複素数平面方程式・不等式 実部虚部比較、場合分け、計算整理

方針

純虚数解をもつ条件なので、解を x=tit は実数)とおいて実部と虚部を比較する。虚部の式には t が因数として現れるため、t=0t0 を必ず分ける。t0 の場合は2本の式から a を消去して t2 を決め、最後に実数条件と a の値を戻して確認する。

解答

純虚数解を x=ti とおく。ただし t は実数である。i2=1 より、各べきは x2=t2,x3=t3i,x4=t4,x5=t5i と表される。これを与えられた方程式に代入して実部と虚部を比較すると t4t2+a=0 および t(t4+t2a1)=0 を得る。

まず t=0 のとき、実部の式から a=0 である。実際、x=0 はこのとき純虚数解である。

次に t0 とする。このとき虚部の式から t4+t2a1=0 すなわち a=t4+t21 である。これを実部の式 t4t2+a=0 に代入すると t4t2+t4+t21=0 より 2t41=0 を得る。したがって t4=12,t2=12 である。t2 は正なので、対応する実数 t は存在する。

このとき a=t4+t21=12+121=212 となる。

以上より、求める a の値は a=0,212 である。

別解

解法2(共役な純虚数解を二次因子にする)

方針

原点が解になる場合を先に調べる。
非零の純虚数解があれば共役も解なので、x2+u を因子にもち、
残りを三次式として係数比較する。

解答

多項式をP(x)=x5+x4x3+x2(a+1)x+aとする。x=0 が解となるのは a=0 のときである。

非零の純虚数 ti が解であるとする。u=t2>0 とおけば、
実係数多項式なので ti も解であり、P(x)=(x2+u)(x3+bx2+cx+d)と書ける。係数比較によりb=1,c+u=1,d+u=1,cu=(a+1),du=a.したがってc=1u,d=1u,a=uu2.一方、cu=(a+1) へ代入するとuu2=(uu2+1),すなわち2u2=1.u>0 より u=1/2 であり、a=uu2=1212=212.よって答えはa=0,212である。

総評

純虚数解を代入して実部・虚部を比較する標準問題。難度は標準、計算量は少なめで、目安時間は10〜14分。虚部の式 t(t4+t2a1)=0 から t=0 を落とすと a=0 を失うので、ここが最大の注意点である。t0 では a を消去して 2t41=0 まで整理できればよい。別解として大きく異なる方法はほとんどなく、同じ条件比較の変形に留まるため、主解を丁寧に書くのが最も読みやすい。 2つの解法は標準的な答案手順と、別の構造から検算できる経路に分けた。必要性と十分性、場合分け、端点・等号条件を明示し、積分・総和・極限と主要な分数は読みやすい表示形式に統一した。

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出典: 京都大学 2001年度 前期 数学 第2問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。