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京都大学 2007年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第2問

3次関数y=x32x2x+2のグラフ上の点(1,0)における接線をlとする。この3次関数のグラフと接線lで囲まれた部分をx軸の周りに回転して立体を作る。その立体の体積を求めよ。

難易度5/ 10計算量6/ 10目安20

積分微分 接線・法線体積計算定積分評価

方針

接線を微分で求め、曲線と接線の差を因数分解して2つの交点と上下関係を確定する。回転軸はx軸なので、区間内で両曲線が非負であることを確認してから、外側半径の2乗と内側半径の2乗の差を積分する。

解答

f(x)=x32x2x+2 とおく。微分すると f(x)=3x24x1 であり、点 (1,0) における傾きは f(1)=341=2 である。したがって接線 ly=2(x1)=2x+2 である。

曲線と接線の差をとるとf(x)(2x+2)=x32x2x+2+2x2=x32x2+x=x(x1)2である。よって交点は x=0,1 であり、0<x<1 では x(x1)2>0 だから、曲線 y=f(x) は接線 l より上にある。またこの区間では 2x+20,f(x)2x+20 である。

したがって、求める体積 VV=π01{f(x)2(2x+2)2}dx である。ここでf(x)2(2x+2)2={f(x)(2x+2)}{f(x)+(2x+2)}=x(x1)2(x32x23x+4)=x64x5+2x4+8x311x2+4xである。よって01{f(x)2(2x+2)2}dx=[x772x63+2x55+2x411x33+2x2]01=1723+25+2113+2=22105である。したがって V=22π105 である。

0x1では曲線が外側、接線が内側の半径になる。

総評

難度5、計算量6。差x(x1)2から交点、接点での重なり、上下関係を同時に読む。回転体では2曲線の差をそのまま2乗せず、外側半径の2乗から内側半径の2乗を引く。両曲線が区間内で非負である確認も必要である。展開後の積分が長いため、因数分解した形から係数を照合すると安全である。18分から22分が目安である。

冊子PDFで見る京大の積分の問題で問題集を作る

出典: 京都大学 2007年度 前期 数学(文系)(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。